http://www.icye-japan.com/event/9261/
2018年6月9日の午後は、「社会課題解決型プロジェクトを立ち上げる〜課題解決能力を育てるワークショップ〜」に参加しました。
これは面白い。
スタッフの方々の、どこまで本気なのか天然なのかの笑わせテクもプラスポイント(笑)。
途上国支援については、
NGO・NPO、国際機関、政府・自治体、大学、市民、民間企業、開発コンサルタント企業、国際協力関連機関、国際協力機構(JICA)
と、たくさんのアプローチがあるとのこと。
基本的には、
現地政府→日本政府→JICA→開発コンサル→現地へ
となる訳だけど、政治的影響を受けやすいのが欠点。
それに対して、ビジネスを通しての社会課題の解決であれば、収益をあげていければ、やりたいことを選ぶことができるし、やり続けることができる訳だ。
もちろん、途上国支援・社会課題の解決というのは、簡単にできることではない。
という訳で、イベントのテーマたる課題解決能力を磨くだめの授業がスタート。
大事なのは、課題設定能力、そして課題の本質を見ること。
ソーシャルビジネスは、
社会性(想い)×事業性(ビジネス)
そして、社会性(想い)とは、
フォアキャスティング(過去→現在→未来)という過去からの発想法と、バックキャスティング(未来→現在)という未来の発想法があるとのこと。
事業性(ビジネス)は、「誰(どんな人)に何(どんな価値)を提供するのか」が大切になるそうです。
レガシーがない国にはインフラが浸透しやすい、ここにビジネスチャンスがある。
さて、ワークショップの時間が始めるのですが、「恥ずかしがらない、他言しない、大きく考える、肯定する」のがルールで、「いいね」「最高だよ」と褒める練習も挟むことに(笑)。
実際、小さなアイデアというのは吹けば飛んでしまうものなので、これは意外と大切かも。
まずは、各テーブルの参加者5〜6人ずつの各人が、自己紹介とオススメしたい場所と自分の好きなところを言うという流れ。
それから、各人の解決したい問題を1つずつあげていくことに。
ここでは、自身の原経験、誰が何に苦しんでいたかが大事となります。
その後は、「誰」の「どんな困りごと」なのかを掘り下げ、その課題が解決した「理想の姿」を考えることに。
「あなたは誰にどういう価値をもたらしますか?」、これがビジネスの本質。
先ほどのバックキャットを用いて、
1.理想の姿
2.言い換え(誰にどんな価値)
3.具体化(質問会議)
4.再定義
5.アイデア発想
という流れで進めていきます。
質問会議では、「誰、いつ、どこで、何が」をどんどん質問していき、具体化させていきます。
ここまででも面白いのに、それから各人がランダムに引いた写真とテーマをかけ合わせて、解決方法を考えていくというセクションになり、さらに各人が思いついたアイデアと別の人のアイデアをかけ合わせることで、様々なぶっ飛んだアイデアが出てきて、凄く笑えたし頭が柔らかくなった感覚でした。
全体発表では、各テーブルでのアイデアが出てきて、これまた面白かったです。
「人が想像できることは、必ず人が実現できる。」 ジュール・ヴェルヌ
名言・箴言好きの僕のために、こんな言葉まで用意されて…(笑)
最後には、「40億人のためのビジネスアイデアコンテスト」というのがあることを教えていただき、ここで優勝すると、賞金だけをもらえるだけでなく、一流企業などからそのアイデア実現のための全面支援を受けることができるとのこと。
今回のワークショップで、誰でもアイデアは出すことができるということがわかったので、それこそ無限大にアイデアというのはあるということ。
とても面白く、学びも多いイベントでした。
オススメです。