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2018年7月8日(日)の夜は、「Symposium for Integration」に参加しました。
「DIY世代の選択」というテーマで、それぞれの分野で活躍している若手エースのお話を聞いて、何かしらの気づきやヒントやコラボなどが起これば、という面白い会。
とはいえ、濃い内容がたくさんで、正確な情報を届けられるとは到底思えないので、下記の内容は廊下の落書き程度に思って下さい。
形式もユニークで、スタッフ・スピーカー・参加者みんなに付箋が配られ、
・黄色 「面白い!」と感じたこと
・赤色 「難しい!」と感じたこと
・青色 「やりたい!」と感じたこと
を書いて、スピーカーのお話ごとに大きな紙に貼り、それをもとにスピーカーが感じていることや質問の回答をするというもの。
このやり方だと、挙手して質問するというのが苦手という人も参加し易いので、良い試みだなと。
最初は、進行役と同時にスピーカーである矢野拓洋さんの「教育」について。
デンマークのフォルケホイスコーレについてのお話で、
・職業による所得格差が日本ほど大きくならない
・モチベーションについて、
モチベーション1.0 生きるために行動する
モチベーション2.0 メリットがあるから行動する
モチベーション3.0 自分が好きなことだからやる
デンマークにおいては、「モチベーション3.0」を育てるための教育
・フォルケホイスコーレの生徒に聞いてみたところ、「やってみる時間と場所が欲しい」とのこと
・リアルに触れる場となっている
・そこにある資源を生かして学ぶ
環境的資源と人的資源
→日本の地方衰退を救うキーになりうる
教育の場を核としたまちづくりが可能かも
・与える側と与えられる側、両方に学びがある
・デンマークでは、72%が働いていることに満足しており、「やりがい」がジョブサティスファクションになっている
といった内容でした。
次のスピーカーは森藤文華さんと葛沁芸さんで、テーマは「建築デザイン」について。
・「2.5 artchitects」というユニット(?)で、2次元と3次元の間の建築とアートを扱っている
・UBARA BEACHOUSE
・地域の芸術祭
・結婚式で花かんむり、会場のデザイン、祝儀袋を作ったり
・掛川にて、土地の名産のお茶をレンガに塗
・今後の計画
①施工ガールズ ボーイズのパクリ
②トロールの森
③新 アー写
・2.5の定義とは?
2次元と3次元を兼ねる、間の領域は可能性を秘めている
・どの辺りが?
図面は2次元、建物は3次元
3次元から2次元に集約
何でも2.5次元という訳ではなく、グラデーション
使い分けている
・外国人向け×アー写ツアー
・建築×アー写
・何屋さん?
根源的には建築家
・資金繰りは?
頑張っています(笑)
多角経営
実際は厳しい
・アイデンティティは変わる?
資格が増えても変わらない
・思ったこと
来た人達がどう感じたかが気になった
付箋システムは良さそう
といった内容。
次のスピーカーは水口史椰さんで、テーマは「IT×◯◯」について。
・不動産
・デザイナーやイノベーション
・会社を立ち上げて3年くらい
・大学生の時に起業
・小学生の時、社長と呼ばれていた
・自分がワクワクするものを作って、人に使われるのが嬉しい
・もともと、経営者の勉強はしていなかった
・経営者になるために頑張ろうと、グーグルで調べたり、イベントに行ったり、プログラミングを勉強したり
・喜んでいる顔を身近で見たい
・生活に関わる衣食住において、世間で「住」はあまりなかったので
・不動産は未だにアナログ
・空間が人に与える影響は大きい
・知識ゼロだったので、知り合いの不動産の社長に相談したり
・IT×不動産は浸透しないのが多いため、まずは仲介業で知ろうとして始めた
・ワンルーム・一人暮らし向けは、無機質なサイトが多い
・部屋を通じてどういう暮らしができるのか
理想のライフスタイルとは
・生の感想を載せる
・ライフスタイルタグ
・今後は、初期費用が高い、手間が大変、インフラ手続き、審査、住んでみて不具合、などといった、引っ越しのハードルを下げていきたい
・手続きを要らなくする、総て込みで月額いくら、ウェブ決済、どこにでもある家、新しいライフスタイルといったことに取り組む
・引っ越しのハードルを下げることについて
ホームが便利になれば、住みたい
フリーランスは勤務地が変わり易い
・住むことに注目というのは斬新
・プログラミングはどうやって身につけた?
ホームページ作成から楽しくなってハマり、アプリを作ったり、趣味で色んな言語、独学で、「株式会社じげん」で先輩に聞きながらチーム開発を学んだり
・内観に対しても興味がある人に対し、変わったものを作るのも良い
・エアビの暮らすように旅するに対し、旅するように暮らすのも良いのでは
・海外は引っ越しへのハードルが低い
・骨を埋める覚悟の移住というのは難しいので、空き家に家具を増やして、一定期間滞在できる場所を作るなど、「自分の家具」という枠を外す
次のスピーカーは堀口雄貴さんで、テーマは「交流拠点づくり」。
・宮崎で生まれ育ち、海外との関わりはなかったが、インド人の楽団が遊びに来たことで日本の外に興味を持ち、学生の時にConnection of the Childrenを立ち上げる
・色んな生き方があることを子供達に見せたい
・空き家を事務所兼住居にし、交流の場をつくる
・海外の文化を感じられる場所
・異なる価値観を持った人間が互いに交流する
・ぼろ家のままでは人が集まらないため、横浜市まち普請事業に申し込みをし、コンペを勝ち抜き、助成金500万円を得て、それをもとに改修工事
・東ヶ丘新聞を通して地域の情報発信
・将来は、非日常を日常にしていきたい
・子どもたちに、小さい頃から色んな体験をしてもらいたい
・こういった場を、国内や海外の他の場所にもつくりたい
・CASACOの人同士の交流も
・たまたまの可能性を追求するが面白い
・作りたいから作った
・世界中を繋げるのが面白い
・子供の頃から海外に触れる場があるのは良い
・新聞などの資金繰りは?
事業以外は助成金、家賃やイベントスペース
・海外との繋がりは?
ほぼ口コミ、繋がりができると広がっていく
・×教育系も取り入れたら面白い
・若い人ほど、やりたいことをやるようになってきている
・関心がない分野の話を聞けたことで、自分達だけでなく、普段聞く機会のない人に聞かせたいと思った
最後のスピーカーは鈴木邦和さんで、テーマは「議員活動」、スカイプでのお話となりました。
・民主主義のアップデート
・震災で政治に興味
・学生時代、日本政治.comを立ち上げる
・政治に興味があってもどうやって選んでいいかわからない人たちのため、投票マッチング、国政の争点に答えていく、公約の進捗率を評価など
・Youth up!
政治的マイノリティな若い世代のためのオンラインロビー活動
・パリ市の事業提案制度では、パリ市の年間予算のうち、100億円の使途を住民の提案と投票で決定
・モスクワ市の政策決定では、市長が全市民の20%が登録したアプリで市民に質問して、投票による政策決定を実施
・「前例がない」と断られるので、自分が政治家になって前例をつくる
・都民提案事業を2017年度よりスタートし、取り組みを東京都から全国に
・ネットを通じての取り組み、日本人の参加状況は?
統計としては使えないくらい少ない
・オフラインは?
基本的には平等に
・海外の状況はどうやって取得?
たまたま、モスクワ市の市長のプロジェクトのメンバーから
ネットで英語の情報
・東京都での取り組みは、パブリックとは違うのか?
全く違う。意見を聞くだけでなく、反映される
・PRは?
下手なので、上手くいっていない
エクセルなのでスマホではできなかったことなどがあり、まだまだ改善の途上
・デンマークは自由だが、日本はどうしたら?
政治参加されない理由は、政治の情報が難しい、一票の価値がわからない、政治家の実行力など
自分の意見が反映されて、自分の生活が変わると、関心が深まる
参加するように色々トライアンドエラーすること
・出前教室を増やすなど、教育とのコラボ
・そもそも、民主主義である理由は?
市民と専門家との融合
・市の1%という小さいようで大きい割合でも、風通しを良くするのに繋がる
・海外の政治の話をする機会を作る
このように、様々な取り組みのことを知れたり、「コラボしたら面白いのでは?」といった意見が出たりするなど、非常に面白いイベントでした。
老若男女問わず、こういった非日常の場にどんどん触れて欲しいところ。