野口勲 「タネが危ない」
最近読んだ本、24冊目。
昨年友人に紹介され、積ん読状態になってしまっていたが、ようやく読むことができました。
日本そして世界における、恐ろしい現実のうちの1つを覗いてしまった…
一代限りしか育たない野菜・遺伝子組み換えの野菜だけを食べて、虫・動物・人間に影響がないのだろうか?
先日、「日本人の精子が減少している」というテーマのNHKの特集がありましたが、この本の内容はその原因の1つに結びつくかもしれない。
その友人にこちらの本を紹介された際、こちらの「野口種苗研究所」さんに足を運んでみようという話になりましたが、本当に行ってみようかと思った次第。
こちらの本は、誰もが読んでみた方が良いと思われます。
82ページ
今までは何も考えないで食べていたけれど、これはスカスカして味がないね。昔のキュウリはやはりうまいね。たしかに昔はこういうのを食べていたのを思い出したよ。
96ページ
俺は自分で作った野菜を食べたことがない。うちのばあちゃんなら知ってるかも。
同96ページ
耐病性が強くなっただけだから、うまい新しい野菜なんかあるわけがない。
203ページ
もしハチが地球上からいなくなると、人間は四年以上生きられない。ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる。
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