共通の趣味だとか、同じ対象が好きだとか、似たものに興味があるだとか、目指している物事やそのためにやっていることが一緒などといった場合、仲良くなれたり同志になれたりするものだが、熱量というか温度差が問題になることもある。
本来、他人に期待するのはよろしくないんだけど、上記のような関わりだと親密度や仲間意識が高くなるだけに、向こうが停滞したり冷めたり距離を置いたりした場合、「裏切られた感」が生まれてしまうという面もある。
声をかけた側が単なるミーハーで、自分がガチのファンになるなんてこともありがち。
「興味があるって言ってたのに…」「一緒に行こうって約束してたのに…」「ライバルの方にハマっちゃったよ…」「あんなに夢中になっていたのになぁ…」「『必ず〇〇します!』って宣言してたのに…」「あんなに愛し合っていたのに、うちの財産が目当てだったの!?」って最後は違うか(笑)。
まあ、冷めるだの、興味の対象が変わるだの、忙しいだの、近しい人たちの反対に遭うだの、人が心変わりしてしまうのはコントロールできないので、本来は他人に期待するのはよろしくない。
そこでアレコレ言ったところで向こうが臍を曲げるだけで、下手したら仲違いに発展しかねないので、そこは割り切っていくべきかなと。
司法書士のヒツジさん認定の名作漫画である「SLAM DANK」で、「お前とバスケやるの息苦しいよ」という有名なセリフもあるしね。
だからといって縁を切るのはおかしいので、それからも付き合っていった方が良いし、向こうが戻りたくなったら戻れるようにしておいたり、向こうが迷っているようなら熱量の高まる場所にお連れするのもアリ。
新しい仲間を見つけたり、数をやっていけば、「誰がどうした」は気にならなくなっていくもの。
まわりの熱量によって自分も高まるのはアリだけど、まわりが落ちたからといって自分まで引き摺られる必要はないんです。