「気分でビジネスをするな」という話を聞いたことがある。
まあ、何かしらのキッカケでモチベーションが高まったり、気分が乗った際などは、それによって高いパフォーマンスを発揮できるのでアリだけど、気分が落ちた時やヤル気が出ないなどといった場合に、パフォーマンスが下がったり行動を止めてしまうというのは、確かによろしくない。
さて、この「気分」というものについて、ちょっと考えてみる。
気分が乗らなければ椅子から立ち上がることすら億劫になるし、気分次第では思い立ったが吉日とばかりに遠出して温泉に入ったりする人もいる訳で、自分の気分をコントロールすることができれば、かなり大きいと言えそう。
ただ、「ヤル気が起きない」「面倒」という状態が、小さいようで非常に厄介。
僕の場合、文章を書くのが好きというキャラを演じているけど、テーマや小ネタが浮かんで来ない時は最低限のことしか書く気にならず、そんな日が続くと、何となく「気分」が乗らなくなってきて、少しずつ遠ざかっていくことになってしまいかねない。
そんな時は、時間を作って無理矢理にでも書き始めてみると、段々「気分」が乗ってきて、以前の状態が嘘だったかのように、「やっぱり、文章を書くのは楽しいわぁ」などとほざいたりするものだ(笑)。
このような僕の変態性は置いておくとして、映画・長編小説・大作ゲーム・山登・海外旅行・ビジネスなどといった、「やれば、楽しめたり、ためになったりするのはわかっているのに、何故か手を付けられない」状態というのは往々にしてあるもので、壮絶な機会損失と言えそう。
勝手な推論だけど、仕掛ける側からすれば、そういった心理を利用するのも手で、「敷居が低い」「間口が広い」「お手軽」「スキマ時間でもできる」ような、ネットサーフィンやyoutubeやソシャゲや漫画アプリなどといったものが、現代人の日々の生活の疲れやスマホの利便性などにマッチして、流行っているのではないかなと。
話が逸れた、人間は気分が乗らない時には指一本動かすことすら難しいといったケースもあるので、気分でビジネスはやるべきではないけど、気分との付き合い方を考えておくのも、大事なことかもしれない。