せっかく都心に帰って来たのだからと、11月21日(木)は「好きな暮らしを自分たち目線で作る。〜繋がりや心地良さが生まれる『アンドサタデー』〜」というイベントに参加しました。
あ、毎回言っていることですが、下記の記載が僕のメモ間違いや勘違いなどによって、実際の内容と異なる可能性がありますので、ご注意いただければと思います。
会場は「LIFULL HUB」というレンタルスペース。
今回は、「二拠点居住について」への興味がある参加者が多かったみたい。
僕の場合もそれが大きな一つでしたが、更に言えば、少し前までの半年以上の北海道出張の間、その北海道の家・たまに帰っていた埼玉県の家とで擬似二拠点生活を味わえていたこと、従兄弟の家が逗子近くである葉山で、小さい頃にちょこちょこ行っていたこと、コーヒーやカフェが好きなことなどが、こちらのイベントの参加理由でした。
実際にお話を伺って、気づかされること・刺激になること・ヒントなどが満載で、本当に参加して良かったなと。
おかげさまで、「いずれ、安岡正篤先生との関わりが深く、十年以上ちょこちょこ通っている、埼玉県の「武蔵嵐山」を知ってもらう機会を作れたらな」と思い始めました。
ファシリテーターは、柴田大輔さんと湯浅章太郎さん。
こういったイベントをたくさん主催しているとのことで、今回のイベントも緩く和やかな雰囲気を作りながらも進行もバッチリで、時にはスピーカーのお二人に鋭い質問をしたりと、とても素晴らしかったです。
ゲストスピーカーは、逗子にて「アンドサタデー 珈琲と編集と。」という活動をしている、庄司真帆さん・賢吾さん夫婦。
最後、以下は簡単なメモになります。
・「毎日に、土曜日を」というコンセプトで、土曜日のみ「アンドサタデー」カフェを営業している。
・庄司真帆さんの写真が多いけど、庄司賢吾さんが撮影ということもあり、自分大好きという訳ではない(笑)。
・庄司賢吾さんはあまり声を張らないタイプ?
・バーの方に声をかけていただき、間借りからスタート。
・編集社がやっているカフェであり、そのカフェで編集の仕事ができる。
・場を雑誌的に捉えている。
・逗子において、インタビューや特集など。
・様々な活動をしているが、一つ一つは誰かがやっていることかもしれないけど、編集や見せ方によって変わってくる。
・発信し続けることによって、台湾のカフェイベントなどといった予想外のことも起きた(最初、詐欺かと思った 笑)。
・土曜日のみの営業、店全体でカウンター席12くらいしかないことによって、特別感が生まれた。
・逗子では、歩けば知り合いに会うような状態となり、悪いこともできなくなった(笑)。
・逗子では夜に営業している飲食店が少ないため、毎週火曜日に「深夜食堂」をやっている。
・自分達がバーの方に背中を押されたこともあり、「日曜商店」という活動を行い、一日店長といった形で何かをやりたい人に場を提供し、PRもしている。
・週に一度、親子にくつろぎの場を提供しようということで、「親子茶論」という試みも。
・これらの雰囲気を国内外でと、「コーヒーキャラバン」。
・場の特集、イベント、企画、プロモーションなど。
・逗子に住んでいる人達からは、「逗子に居るだけで、面白い人が来るようになった」という声も。
・やってみると、すぐに何かしらの反応があるので、PDCAをどんどん回していくこと。
・これらの活動は、ジムや自己啓発といった自己投資といった感覚。
・逗子では普段会えないようなゲストを呼んだり、暮らしの中に熱量の高い学びや刺激を与える、「アンドサタデー大学」。
・東京や地方などといった垣根を取っ払った学びを。
・海街の編集社として、暮らしの中に「海に触れる時間」を作る、「SUP教室」。
・自分達がやりたいから始めたけど、9月10月で水が冷たかったため、来年が楽しみ。
・「雑誌逗子」という街のガイドブック作成や、アントレプレナーの取材を通し、街の魅力を内外に発信。
・掲載したおじいさんおばあさんが喜んだり。
・庄司賢吾さんが日焼けしたのは、ずっと撮影していた結果(笑)。
・街も協力的だった。
・少し前の11月16日、「逗子葉山海街珈琲祭」を開催。
・老若男女全ての層に届けたいと、英語やカタカナ表記にせず。
・憩いの場である亀岡八幡宮を借り、2000人は集まったので、初詣みたいだった(笑)。
・逗子葉山に素敵なコーヒー屋さんは多いけど、それぞれ場所が遠いので、内外に知ってもらうキッカケになった。
・企画、主催、出店、販売と、大忙しに(笑)。
・普段カフェやライブに行きたくても行けない人達に喜んでもらえた。
・ローカルならではのコンセプト、ローカルならではの企画。
・街のことを知っている人達が自分事として参加してくれた。
・編集社としての珈琲祭
①メディア編集経験者としてのターゲット別徹底的なPR戦略。
②出店者さんの人柄まで滲み出る取材記事制作(2人でやったので、大変だった 笑)。
③編集社なのではのコンテンツ。
・こういった催しで、ゴミを一番出さなかったのではないか。
・やったことによるリアクションを大切にしている。
・地域の人達といかに仲良くなるかが一番大事。
・気づいたら、彼ら彼女らの「オラが街自慢」が始まる(笑)。
質疑応答
Q.何で逗子にしようと思ったのか?
A.以前は残業が多く、住む場所の考え方も「職場の近く」だったけど、転職を機に自分の暮らしを見つめるようになり、「東京に通える」という条件の中で、逗子に降りた際にビビッと来た。
一度きりの人生、誰もが「自分を表現したい」と思う中で、東京は飽和状態だった。
Q.逗子以外で気になる場所は?
A.台湾の台中。昔からの文化が大切にされており、自然も多く、人懐っこい。
近くて関わりがあることもあり、二宮・真鶴・小田原といった西湘エリア。
Q.夫婦でやっているけど、コミュニケーションは?
A.言葉にしないと伝わらないことがわかったので、ひたすら対話。
全部を一緒にやらず、任せ任されること。
軸・キーワードを決めること。
Q.リピーターが生まれる秘訣は?
A.「また来たくなる」というのは、「一人でも来れる」ということであり、「安心できる」環境を作るように。
名前と顔を覚え、「〇〇さん」と呼びかけ、その人が興味を持っている物・事・人に繋げるように心がける。
お店の表現・場作りが「自分達そのもの」なので、来る人は自分達に近い。
狭く小さく突き詰めるとこで、人が人を呼ぶようになる。
庄司賢吾さんの名言、「マーケティングを捨てた」。
Q.何故踏み切ることができたのか?
A.間借りしていた一年間が大きかった(スモールスタート)。
Q.間借り期間にできなかったことは?
A.胸を張って言えるようになった。
見える世界や責任感や意識などが変わった。
Q.拠点作り・信頼関係を築くために大切にしていることは?
A.先輩方にとにかく相談した。
逗子の人達に「応援してくださる文化」があった。
独りよがりにならない。
「街に暮らす人」として、やりたいことをやった。
直接会いに行くこと。
敵に回すと大変だけど、ローカルは情に厚い。
Q.次のチャレンジは?
A.色んな人達と関わってイベントをやったことで、「もっともっとできることがあるのではないか?」と思っている。