やそのブログ

モットーは、「楽しい」「面白い」。 座右の銘は、「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」。 最近は自作PCにハマってます。ある程度慣れてきたので、次は中の設定イジりかな…

中東イベント

11月24日(日)は、中東についてのイベントに参加しました。

 

 

 

歴史好きながら中東には疎い僕にとって、今回のイベントは非常にためになる内容で、昨年旅行したトルコを思い出しつつ、特にオマーンに行ってみたくなりました。

 

 

 

あ、いつも言っていますが、下記の記載は僕のメモ間違いや記憶違い・思い込みなどにより、実際の内容と異なる可能性がありますので、ご注意ください。

 

 

 

ゲストスピーカーは、現地でアラビアネームを授けられたという物凄い中東通で、今回の内容はネットで調べてもわからない情報が満載とのことでした。

 


経歴だけでも、中東のプロフェッショナル感が半端ない。

 


2014.高3でアラビア語と出会う。

2016.大2でEGエジプト留学、奨学金で(水餃子の100万円と同じ?)

2017.大3でSAサウジアラビアの大学に進学。

2018.海外インターン

2019.某国在日大使館に勤務、Webエンジニアとして活動

2020.卒業予定

 

 

 

以下は、メモ。

 

 

 

・今年だけで5,6回中東へ行った。

 


・英語が苦手過ぎたから、アラビア語へ(笑)。

 


・どうせなら、誰もやらない言語をやろうと考えた。

 


・自分でも「何でこんなミミズみたいな文字が読めるんだろう?」と客観的に思うことがある(笑)。

 


オマーンのニズアで、現地の人達に「何でアラビア語を話せるんだ?」と絡まれた(笑)。

 


・現地の人達がナルトとワンピースとキャプテン翼を知っていて、「さすが」と思った。

 


アラビア語には、様々な書体がある。

ルクア文字(筆記体

ナスヒー体(コーランを書き写すためで)

クーフィー体(イラクで開発された装飾用フォント)

ナスタアリーク体

スルス体(クルアーンの章句を大きくスペシャルに書くために開発されたフォント)

 


・書体によって、同じ名前でも書き方が沢山ある。

 


サウジアラビアでは、「2030ビジョン」として、脱石油を目指し、ITに力を入れている。

 


オマーンが一番オススメ。

人が多くてうるさいのが逆に良い感じ。

ハワイ感(?)がある。

マスカットは白の街。

高い建物がないので景観が良い。

マトラフォート(政界遺産)。

それでいて、観光客は少ない。

直行便はない。

往復8万円くらいと、意外に安い。

サランウェア(LCC)はやめた方が良いかも(ドタキャンが当たり前だったり、返金手続きもアラビア語を強いられたり)。

 


世界遺産サヌア旧市街。

イエメンの首都。

煉瓦の摩天楼。

幸福のアラビア。

ノアの方舟

ただし、人類史上最悪の人道危機となってしまっている。

 


ベイルートは中東のパリ

レバノンの首都。

エトワール凱旋門に酷似。

グルメもあり。

 


・聖地エルサレムムスリムでないと入れない。ただし、コーランを覚えればワンチャン?

100万人入れるらしい。

 


・メッカは街自体がムスリムじゃないと入れない。

そのために改宗までは…

塔の白い布は毎年交換されている。

メッカの周りは近代化が進んでいる。

 


イスラエルは、2019年に日本からの直行便の就航が決まった。

 

 

 

中東トーク

・オススメのスポット

海が綺麗→オマーン

ショッピングを楽しみたい→UAE

歴史的名所が多い→イスラエル

アラブっぽさを感じたい→サウジアラビア

親日家が多い→イラン

 

 

 

・グルメ

エジプトの「コシャリ」は全部載せで、スパイスはきつい?

クウェートの「コシャリ」はあっさり。

エジプトはホールケーキなどが安く、味は良いんだけど、原色で激甘なので、甘党を極めたい人ならチャレンジすべき?「ハルワ」(「お菓子」の意味)というチェーン店もある。

イスラエルの「シュワルマ」は、クレープの試食版?

サウジアラビアの「カプサ」は美味しい。

ドバイには「アラビアンティーハウス」というお洒落な気取れる場所があったけど、値段は高め。

 

 

 

・文化と宗教

「カンドゥーラ」という民族衣装があり、日本製の布(東洋紡)が圧倒的シェア(繊維業に不可欠な水が中東では十分に確保できないため、高品質な日本製の生地が支持されている)、オーダメイドなら「着られている感」がなくなる。

雑貨が多い(独特のクオリティーの人形、ガチのラクダっぽいお土産は値段もガチ、可愛い人形?もある)。

偶像崇拝はダメだけど(肖像×)、国によって対応が違う(時代の変化)。

サウジアラビアは女性の車の運転OKに。

外国人に対する戸惑いはある。

 

 

 

・治安について

良い→オマーンUAEイスラエル、イラン(外国人に対しては脅威を与える性質のものではない)。

危険→シリア、リビアイラク、イエメン(シリアやイエメンの内戦は激化の一途で、人類史上最悪の人道危機であり、決して入国してはいけない)。

 

 

 

・日本とのギャップ

宗教観の違い。

宗教と日常が一般化しており、イベントとして捉えている日本と明確に違う。

早朝からアザーンが流れてくる。ただし、若い世代は意外とやっていない。

初対面の人との対応が、日本と全く違う(家族構成や年収といったプライベート情報をいきなり聞いてきたり、それに普通に答えたり)。

人類皆兄弟(逆に、「何で隣の人のことを知らないの?」と聞かれたり)。

歩いている知らない人にいきなり握手したり。

世界三大ウザい?(笑)

 

 

 

・中東を旅するコツ

中東はゲストハウスがほとんどない(基本的に、イスラムは男女で一緒ではないため)。

エアビはおすすめ。

クウェートのサルミア地区のアラビンハウスがイチ押し?

ドバイはゲストハウスが多い。

通貨が全て違う。ただし、呼び方は同じであり、見た目は似てるので、かなり煩わしい。

食の当たり外れはある(味ではなく、香辛料の問題)。

ネット環境は、Wi-Fiはサクサク(むしろ、日本がヤバい?)。

街中にトイレがないので、要注意(店も従業員用だったり)。

夜景が綺麗なんだけど、夜の出歩きは国や街による。

 

 

 

・中東失敗談

言葉が喋れるので、そんなにない(笑)。

交通機関で、女性が前で男性が後ろという決まりがある(男女が並ぶのは結婚してる同士ではないとダメ)。ただ、何故か注意されなかった(笑)。

モスクも男性用・女性用で分けられている。

アラビア語フスハー公用語)とアミーラ(日常語)がある。

 

 

 

質問

・物価や生活費は?

エジプトは安い、500円あれば充分1日食べられる。1ヶ月5万円いらないかも?入館料や入場料などは高い(敷地プラス建物代)。

サウジアラビアも1ヶ月7万円くらいあれば充分。

イスラエルは日本より高いかも(水が300円?)。

 

 

 

・英語は通じる?

ドバイの都市部はほとんど通じる(外国人が8割なので)。

実際のところは、英語を喋れないから、わからない(笑)。

ただ、最初の頃は英語で話かけられたので、それなりかも。

英語の標識は少ないので、5〜10年前くらいの日本くらい?(笑)

中央アジアよりは通じる。

 

 

 

・一人旅が良いか?誰かと一緒が良いか?

友達男女では注意した方が良いかも(カップルや夫婦なら大丈夫)。

女性一人旅は、まだハードルが高いかも(女性一人での行動という慣習がない)。

 

 

 

・交通の便は?

電車などの交通網がしっかりしていて、時間が遅れもない国も。

バーレーンオマーンなどはバス主体で、なかなか難易度が高い。

土地勘がないと難しく、空港に行けば何とかなるので、困ったら空港へ行こう(笑)。

ちなみに、オマーンにもスタバがある。

 

 

 

イスラエルの言葉は?

英語の方が無難。

パレスチナアラビア語で大丈夫。

 

 

 

電子決済の状況は?

キャッシュレス化が進んでいる。

オマーンJCBも使える。

クウェートバーレーンもキャッシュレスOK。

VISAやMasterCardがあれば、基本的に大丈夫。