自営業の場合、全部自分でやらなければならないということで、ありとあらゆる能力を問われるんだろうけど、何でもかんでも出来る人間というのはそうはいないので、助け合ったり補い合ったりするというのは大切なことではある。
凄腕の職人が金勘定下手だったり、医者が不養生だったり、コミュニケーション下手ながらイラストを描くのは上手だったり、仕事はきっちりなのにプライベートは雑だったりと、人間凸凹だからこそ面白いとも言え、ギャップが人を惹きつけたりするもの。
さて、かつて東洋では「任用」という言葉が重い意味を持っていて、ザックリ言えば「野に遺賢なからしめ、登用し、信じて任せる」のが君子たる大人物のモノサシと考えられていました。
ただ、小人的な発想ながら、苦手だからと丸投げも良いんだけど、せめて「お願いするための知識」「ちゃんと行われているかを把握する力」は持っておかないと、「自分ではこのように頼んだつもりが、意図しない結果に向かっていた」だとか、「実は影でおかしなことをしていた」等と言ったことが起きかねないので。
もちろんプレッシャーや嫌味なんかは逆効果だけど…
どんな事柄であっても、確認は大事ね。
よく言っているだけど、自分の頭の中にあることを表現する力(言語化・動画・歌う・絵を描く等)を持つことができれば、なかなかに良いことではある。
まあ、デメリットとしては、やけに気付き易かったり感受性が豊かな人がいると、自分の頭の中を丸裸にされる危険性があるかもしれないといったところか(笑)。
描き出す未来図と クリアーに広がる ワンダーランド (私立恵比寿中学 「YELL」)