先日、友達とのクッションについての話の流れで「家には座蒲があるから」と言ったら、「ざふって何?」と返され、考えてみたら普通は知らないよなと…(笑)
座蒲とは、座禅をするために使う座布団みたいなもの。
何で知っている・持っているのかと言えば、母校である世田谷学園中学校・高等学校で座った・貰ったから。
世田谷学園は道元禅師の曹洞宗系の学校であり、授業に仏教があったり座禅を組むイベント(?)があったり修学旅行が永平寺だったりしました。
当時は嫌々だったけど、今では逆に時間とお金を使ってやりたいような体験だよなぁ…(笑)
そして中高一貫の進学校であり、テストの好成績だったり部活の大会での入賞だったり皆勤賞等で俗に言うポイントが貯まり、最大まで貯まると英英辞典や坐蒲が贈られるというシステムでした。
今も昔も健康体である僕は主に皆勤賞でポイントを集め、こちらの坐蒲が貰えたという訳。
まあ、身体が固いので座禅どころか胡座ですらできないため、本来の使い方ができていないんだけど、たまに姿勢をシャキッとさせようと正座する際には役立ったりしています。
それにしても、一昨年の北海道出張にも持って行ったりと、なんだかんだで長い付き合いであり、あまり使っていないからか10年以上経った今でも触り心地や丈夫さは変わっていない印象で、さすがは日本そして東アジアが誇る伝統の仏具ですねぇ…