やそのブログ

モットーは、「楽しい」「面白い」。 座右の銘は、「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」。 最近は自作PCにハマってます。ある程度慣れてきたので、次は中の設定イジりかな…

ESG投資

コロナがどうこうと騒ぎになるずっと前の出来事なので、今の時世にそぐわないかもだし、記憶が曖昧な部分があって実際の内容と異なるかも…


要するに、自分がいつも言っている「感想はその日か次の日には書いた方が良い」ってやつ、何というブーメラン(笑)。


前置きが長くなりましたが、かなり前の話ですけど、コムジェスト・アセットマネジメント株式会社という証券会社の方と会話する機会がありました。


ESG投資についてのお話を伺うことができ、とても勉強になったし考えさせられました。


後でその方のお名前を調べたら、普通にネットの記事とかに載っていて、貴重なお時間をいただけたことにますます感謝。


さて、ESG投資とは、「環境(E)・社会(S)・企業統治(G)に配慮している企業を重視・選別して行う投資」らしい。


もちろん、皆んながこういった企業に投資していけば、環境も社会もあれもこれも良くなって万々歳…となる訳だが、当然浮かんで来るのが、「現実問題、それは儲かるの?」という疑問。


投資をする目的というのは人や団体によって様々だが、大多数の人達は「資産を増やす」ことが第一義だろうから、「ESG投資をしたけど、儲からなかった(損をした)」という話だと、なかなか浸透するのが難しいと言える。


コムジェストの方はそこに言及していて、「『ESG投資は儲からない』というイメージを変えたい」という熱意のあるお話をされていました。


例として途上国のファンドのお話を聞いたんだけど、現地に駐在員を置き、企業に足を運んだり、そのトップ等と直接話をしたりして、その企業が本当に信頼できて将来性があるかどうか等を社内で十二分に検討するそうで、その仕事そのものの社会的意義が物凄く高いし面白そうだなと…


ちなみに、証券会社の人は株ができないかと思っていたけど、会社の許可を得られれば投資信託をすることはできるみたい。


まあ、二千万円問題と言われているように、将来に備えてお金を貯めることは考えておくべきで、毎月S&P500に連動するインデックス投資を積み立てていくのなんかは王道と言える訳だが、このような場合だと自分が応援していない企業へと投資しているなんてことが起こり得る。


「お買い物は投票行為」という考え方があるけど、例えば普段使っている日用品なんかでも、人体や地球環境に優しい物であればそちらを使いたいと思うのは人情であり、実際に僕もそういった志のあるメーカーの物を愛用しています。


投資についても同じことが言えるので、一人一人の影響力は小さいとしても、少しずつでもESG投資のような応援行為が広がっていくことで、やがて世の中がより良い方向に変わっていくかもしれません。


また、ESG投資の主旨とは違ってしまうけど、コロナの影響で世界の経済活動が鈍化したことにより二酸化炭素の排出量が減ったなんて話もある通り、今の世の中の形がそのまま続いていくとは限らない訳で、早い段階でESG投資をしていれば、後々大幅に価値・金額が上がるかもしれないので、資産を増やすという目的の人にもマッチするようになる可能性もある。


という訳で、それからは応援の意味も込めて、コムジェストさん、そして教えていただいたスパークスさんと農林中金さんと、3つのESGファンドを少額ながら毎月積み立てています。


自分の経済のことであっても、考えていくと自ずと社会や地球のこと等に繋がっていく、「経世済民」とはよく言ったもの。


みんな手をつなごう 明るく微笑もう ちからを合わせよう もっと もっと 手をつなごう ずっと ずっと 手をつなごう ♪ (私立恵比寿中学 「手をつなごう」)