他人からは「幸せそう」「悩みなんてなさそう」に見えたとしても、人生において平坦な道がずっと続くなんてことはない訳で、一面だけを見て何かを決めつけてしまうのは危険なこと。
と同時に、「上がって下がって」というギャップやそのジェットコースターというのは人生の醍醐味・面白さであり、外側から見る分にはエンタメ要素とも言えそう。
期待どおりで思いどおりの人生じゃつまらない ♪ (私立恵比寿中学 「ジャンプ」)
歴史でも悲劇の英雄というのは人気だし、フィクションでも妄想の余地があると盛り上がったりするもの。
王道やハッピーエンドでも、下がった時の溜めが大きいほど上がる際のカタルシスが凄まじい訳だ。
この辺りは、以前に「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」という記事でちょっと触れたので、URLを残して置くとして…
https://kkbu718.hatenablog.com/entry/2019/05/22/195344
まあ、問題や悩みなんかはないに越したことはないけど、「富むということは苦労がなくなることではなくて、苦労の種類が変わることに過ぎない」というエピクロスの名言の通り、そのステージによって変わるだけなので、考え方・捉え方次第なのかもしれないなと。
出典は忘れたけど「問題がわかったということは、解決したも同然だ」みたいな言葉もあるし、言志四録でも「凡そ大なる硬事に遭いては、急心もて剖決するを消いざれ。須らく姑くこれを舎きて、一夜を宿し、枕上において粗商量すること一半、思を齎して寝ね、翌旦清明の時に及びて、続きてこれを思惟すれば、則ち必ず恍然と一条路を見、就即ちょっと義理は自然に湊泊す。然る後徐ろにこれを区処せば、大概錯悞を致さじ」というのもある。
一番好きというか、自分の座右の銘は、荀子の「君子の学は通ぜんが為めにあらず。窮するも困せず、憂ふるも意衰へず、禍福終始を知りて、心惑はらざらんが為めなり」ですねぇ。
困った、以前にやっていた「一日一言」で古今東西の名言・箴言をEvernoteに書き溜めていたんだけど、何年か分ということで量が多過ぎるのか、キーワード検索してもエラーになってしまい、使おうと思った言葉が浮かんでも引っ張って来るのに難儀することに…
早速、上記の問題解決のヒント達の出番やね(笑)。